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田んぼに飛来する害虫を“アリジゴク”でキャッチ 〜 「予察灯」の仕組み編
岩手県病害虫防除所
(病害虫部病害虫防除課)
 まずは写真をご覧下さい。田んぼの脇に置かれている“黄色と白の謎の物体”、何だかわかりますか?ヒントです。この謎の物体、上方の傘の下に電球が付いています。答えは……、田んぼに飛来するイネの害虫の種類と数を調べる機械で、「予察灯」と呼ばれています。

 この予察灯、よく見ると、真ん中あたりが“すり鉢状”になっていますよね。夜間に電球の光に寄ってきた虫たちは、すり鉢状のドラムにぶつかって滑り落ち、機械の中に備えられた受箱に捕獲される仕組みです。つまり、この“すり鉢状”のドラムが「アリジゴク」と同じ役割を果たしているのです。

 また、受箱は全部で7個備えられており、すり鉢と繋がっているのは毎日ひとつのみ。1日毎に自動で回転するため、一週間分の田んぼに飛来する虫を日別に把握できます。例えて言えばこの受箱は郵便ポストのようなもの。すり鉢から毎日違うポストに虫たちが仕分けて送り込まれると考えればわかりやすいでしょうか。

 捕獲される虫は、カメムシやウンカ類、蛾など多種多様。何と、カブトムシやクワガタムシが入っている時もあります。この中から、担当者がイネの害虫の種類と数を記録していきます。

 次回は、予察灯を用いた「発生予察法」について紹介します。
 
(技師 田村 恵里佳)
 

写真1 水田脇に設置された予察灯全景

写真2 アリジゴク(すり鉢状のドラム)

写真3 ドラムの中(受箱が7つ入っています)

写真4 受箱の中
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○いわてアグリベンチャーネット「病害虫に関する情報・発生予報」
○いわてアグリベンチャーネット「病害虫に関する情報・現在の発生状況
 
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