説明: 岩手県感染症情報センター


感染症発生動向調査情報


 感染症発生動向調査 速報


第35週(8月25日〜8月31日)の概要 

1類感染症

 ・患者発生の報告はありませんでした。

 

2類感染症

  ・結核の報告が3例ありました。

 

3類感染症

 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が6例ありました。本症の主な症状は腹痛、水様性下痢及び血便です。溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等の重症合併症を引き起こすこと
  があり、注意が必要です。予防には石けんによる手洗いのほか、十分な加熱調理等食品の衛生管理が重要です。

 

4類感染症

 ・つつが虫病の報告が1例ありました。

 

類感染症(全数把握対象疾患)
 ・ウイルス性肝炎の報告が1例ありました。
 ・急性脳炎の報告が1例ありました。
 ・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。
 ・百日咳の報告が33例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患

 伝染性紅斑(リンゴ病)の定点当たり患者数は3.11人となり、過去最多となりました。県央、一関、中部、奥州、大船渡、二戸地区で警報値(2.0人)を超えています。伝染性紅斑は
  小児を中心にみられる感染症ですが、妊婦が感染すると胎児の異常や流産の危険性が生じる場合があります。微熱や咳等かぜ様症状がみられた後、両頬に境界明瞭な紅斑、
  四肢伸側にはレース状の紅斑が現れます。飛沫感染や接触感染しますが、紅斑出現時には感染力はほとんどありません。こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染予防
  対策が重要です。
 ・新型コロナウイルス感染症は増加し、定点当たり患者数は9.05人となりました。県内では高齢者施設、医療施設、学校等で9件のクラスターが発生しました。高齢者や基礎疾患の
  ある人は、重症化のリスクがあるのでワクチン接種が望まれます。今後も手洗いや咳エチケット、換気等の基本的な予防対策をしましょう。

   

 ・岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報

  https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/covid19/index.html

 

 


感染症週報

第35週(8月25日〜8月31日)<NEW> 第30週(7月21日〜7月27日) 第20週(5月12日〜5月18日) 第10週(3月3日〜3月9日)
第34週(8月18日〜8月24日 第29週(7月14日〜7月20日) 第19週(5月5日〜5月11日) 第9週(2月24日〜3月2日)
第33週(8月11日〜8月17日) 第28週(7月7日〜7月13日) 第18週(4月28日〜5月4日) 第8週(2月17日〜2月23日)
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第31週(7月28日〜8月3日) 第26週(6月23日〜6月29日) 第16週(4月14日〜4月20日) 第6週(2月3日〜2月9日)
第25週(6月16日〜6月22日) 第15週(4月7日〜4月13日) 第5週(1月27日〜2月2日)
第24週(6月9日〜6月15日) 第14週(3月31日〜4月6日) 第4週(1月20日〜1月26日)
第23週(6月2日〜6月8日) 第13週(3月24日〜3月30日) 第3週(1月13日〜1月19日)
第22週(5月26日〜6月1日) 第12週(3月17日〜3月23日) 第2週(1月6日〜1月12日)
第21週(5月19日〜5月25日) 第11週(3月10日〜3月16日) 第1週(12月30日〜1月5日)

 

感染症月報PDF版)

令和7年  7月<NEW>
令和7年  6月
令和7年  5月
令和7年   4月
令和7年   3月
令和7年   2月
令和7年   1月

週報・月報のバックナンバー

病原体検出情報PDF版)

バックナンバー:令和6年
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バックナンバー:令和4年
バックナンバー:令和3年
バックナンバー:令和2年
バックナンバー:平成31年/令和元年
バックナンバー:平成30年
バックナンバー:平成29年
バックナンバー:平成28年

平成12年度

バックナンバー:平成27年

平成11年度

バックナンバー:平成26年

平成10年度

バックナンバー:平成25年

平成 9年度

バックナンバー:平成24年

平成13年42週以降の病原体検出情報は各週報及び月報に掲載しています。

バックナンバー:平成23年

バックナンバー:平成22年

バックナンバー:平成21年

バックナンバー:平成20年

バックナンバー:平成19年

バックナンバー:平成18年

バックナンバー:平成17年

バックナンバー:平成16年

バックナンバー:平成15年

バックナンバー:平成14年

バックナンバー:平成13年

感染症分布図

感染症の地域別発生動向を岩手県地図上で表しています。

疾病別・地区別グラフ

疾病別・地区別グラフ
(過去5年間の推移)

令和6年 過去5年間の地区別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和5年
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

平成17年

平成16年

平成15年

平成14年

平成13年

年齢階級別グラフ

年齢階級別グラフ
(過去5年間の推移)

令和6年 過去5年間の年齢階級別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和5年
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年

平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

感染症情報は速報性を重視しているため、今後の調査などの結果に応じて若干の変更が生じることがありますが、その場合は週報上で訂正させていただきます。

 


 

感染症発生動向調査とは?


 平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が施行され、厚生省からこの法に基づく「感染症発生動向調査事業実施要綱」が通知されました。

 この要綱に基づき、岩手県感染症情報センターでは、県内の医療機関から発信された感染症の患者発生情報を集約し、県民や関係機関に伝えることによって感染症のさらなる発生拡大の防止につとめています。

全数把握対象疾患:

 厚生省令で定める1類〜4類及び5類のうち法で定められた疾患で、医師は該当する患者を診断したときは、最寄りの保健所に届出なければなりません。
 週報では、県内で発生した過去5週の患者数を一覧表にして掲載しています。

定点把握対象疾患:

 5類感染症のうち厚生省令で定めた疾患で、県が指定した定点医療機関が患者の発生状況を毎週(月)保健所に届出ています。
 週報と月報では過去5週(月)の県内と全国の患者発生状況を一覧表で掲載しているほか、今年と前年の患者発生状況をグラフで掲載しています。

 


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