(平成20年9月29日掲載)

「岩手県産材と地域伝統工芸を融合させたユーザーインヴォルブデザイン家具の開発」が
科学技術振興機構(JST)の地域イノベーション創出総合支援事業
「重点地域研究開発推進プログラム 地域ニーズ即応型」に採択されました

事業イメージ写真

 科学技術振興機構(JST)の公募型研究開発支援事業である標記事業に採択されました。

 本事業は、研究開発型中小企業等の有するニーズと公設試験研究機関等の有する技術シーズをマッチングさせ、新産業の創出及び地域活性化を図ることを目的に本年度創設されたもので、全国から503件の応募があり、

@課題解決の可能性 
Aニーズとシーズのマッチングの妥当性 
B研究実施計画の妥当性 
C地域への波及効果

を評価項目として、本テーマを含む109件が採択されました。
  今後は、早期に事業化が図られるよう、参画企業等との共同研究に取組む予定です。

 

  1. 課題名  「岩手県産材と地域伝統工芸を融合させた※ユーザーインヴォルブデザイン家具の開発」
      ※ ユーザーインヴォルブデザインとはユーザーが製品に影響を与え、製品をさらに発展させること

     研究内容
    本県の地域資源である県産材伝統工芸技術(岩谷堂箪笥とホームスパン)岩手大学のシーズ「伝統家具に用いる簡易的接合部品の技術(H19特許出願済)」を融合させ、ユーザーが住空間に自由に日本の伝統家具を構成できる製品(組立式ソファー等)を開発するもので、伝統工芸への関心の高まりを見せる国内ユーザーやジャパンブランドとして需要が見込まれる海外市場(特に欧米)をターゲットに、従来にない付加価値性かつ新規性の高い製品開発を行うものです。

  2. 事業期間:平成20年度〜平成21年度

  3. 事業費:約500万円/2年間

  4. 調整役機関:岩手県林業技術センター(プロジェクト・コーディネータ)

  5. 参画機関:岩谷堂箪笥生産協同組合、(株)日本ホームスパン、岩手大学、岩手県林業技術センター

岩手県林業技術センター