(平成21年12月14日掲載)


「いわて型小型蒸気ボイラー」開発成果を発表しました !
     〜アグリビジネス創出フェア2009〜

 

 岩手県林業技術センターでは、林業・木材産業の振興や環境対策としての新エネルギー利用の推進を図るため、県内のオヤマダエンジニアリング梶A北進産業機械梶A岩手大学との共同研究により、未利用資源である針葉樹のスギ樹皮や高含水率木質チップを木材乾燥用の燃料とする「いわて型小型蒸気ボイラー」を平成20年11月に日本で初めて開発し、現在、岩手中央森林組合雫石工場において、現地実証試験を実施しています。

研究成果を発表する東野首席林業普及指導員
""研究発表する東野首席林業普及指導員

 この技術開発は、農林水産省の「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業(H18-H20)」の支援を受けて取り組んだものですが、この度、平成20年度終了課題の中で、特に研究の評価が高く、現場での普及・実用化が期待される優良課題のひとつに選ばれ、さる11月27日(金)に千葉県幕張メッセで開催された「アグリビジネス創出フェア2009」において、研究成果を発表しました。

研究紹介2009に掲載された研究概要
""農林水産省「研究紹介2009」に掲載された研究概要

 

 当日は、全国から農林漁業者、食品製造業、金融機関、商社、大学・試験研究機関等約8千人もの来場者があり、発表会場であるメインステージ前に多くの来場者が詰めかけ、興味深く聞き入っていました。

 今後、「いわて型小型蒸気ボイラー」の現場への導入と販路拡大を進める予定ですが、その一環として、平成22年1月には、県内製材企業等関係者の皆様を対象とした「現地説明会」を開催することとしておりますので、是非、ご参加いただくとともに導入をご検討ください。

一般県民の皆様も参加可能です。
なお、現地説明会の詳細等につきましては、改めてホームページ等でお知らせします。

※ 岩手県では、事業者の皆様による産業廃棄物等の発生抑制やリサイクル等に関する取組みを支援する「岩手県産業・地域ゼロエミッション推進事業」を創設していますが、現在、平成22年度の公募が行われており、「いわて型小型蒸気ボイラー」の導入経費は、本事業の補助対象となります。

事業制度の詳細については、岩手県のホームページから「ゼロエミッション」でキーワード検索のうえ、
ご覧ください。

         岩手県のホームページアドレス http://www.pref.iwate.jp/

 

 

岩手県林業技術センター