(平成21年2月9日掲載)

「いわて型小型蒸気ボイラーの実用化技術の開発」が
JST「地域イノベーション創出総合支援事業(地域ニーズ即応型)」
に採択されました

いわて型小型蒸気ボイラー試作機

 当センターが、民間企業、大学と共同開発を行っている「いわて型小型蒸気ボイラー」の実用化技術開発が、科学技術振興機構(JST)の公募型研究開発支援事業である標記事業に採択されました。

 本事業は、研究開発型中小企業等の有するニーズと公設試験研究機関等の有する技術シーズをマッチングさせ、新産業の創出及び地域活性化を図ることを目的に本年度創設されたもので、第2期募集には全国から375件の応募があり、

@課題解決の可能性 
Aニーズとシーズのマッチングの妥当性 
B研究実施計画の妥当性 
C地域への波及効果

を評価項目として、本テーマを含む121件が採択されました。
  今後は、関係各課及び参画企業等と連携を図り、早期に事業化が図られるよう、共同研究に取組むこととしています。

 

  1. 課題名:  樹皮等未利用木質資源を燃料利用とする「いわて型小型蒸気ボイラー」の実用化技術の開発
     
     研究内容
    農林水産省の公募型研究資金「新たな農林水産施策を推進する実用技術開発事業(H18-20)」の採択を受けて取り組んできた、未利用資源である針葉樹のスギ樹皮や高含水率木質チップを木材乾燥用の燃料とする「いわて型小型蒸気ボイラー」の研究成果を活用し、当該試作機の性能向上を図るための機器改良や、岩手中央森林組合における実証試験など、製品化を目指した研究開発を行う。

  2. 事業期間:平成20年度〜平成21年度

  3. 事業費:約500万円/2年間

  4. 調整役機関:岩手県林業技術センター(プロジェクト・コーディネータ)

  5. 参画機関:
    オヤマダエンジニアリング株式会社 小型蒸気ボイラー熱利用効率向上の技術開発
    岩手中央森林組合           木材乾燥の経済性及びCO低減効果の評価
    国立大学法人岩手大学        含水率低減機構での最適エネルギー利用技術の開発
    岩手県林業技術センター       樹皮燃料利用による木材乾燥技術の開発

岩手県林業技術センター