チップボイラーを導入しました(平成15年3月)

 岩手県林業技術センターでは、間伐材などの未利用木材の需要を開拓するとともに、石油燃料に代わる環境に優しい木質バイオマス(再生可能な生物資源)を新しいエネルギーとして利用する研究にとりくんできました。チップボイラー  

 木質バイオマス利用の中でも「チップ」(木材を細かく砕いた木片)利用は特に有効な利用方法と考えられることから、チップ利用の技術的なノウハウを取得するため、センターでは平成15年3月、チップの燃料利用が広く普及しているヨーロッパから「チップボイラー」を導入・設置しました。

 チップボイラー

 今後、センターではボイラーの燃焼性能や、化石燃料との経済性の比較等を検討するため、さまざまな実証試験を行っていく予定です。

 

 

ボイラーの概要

出   力
600キロワット(1時間あたり約50万キロカロリー)
価   格
47,880千円(ボイラー本体と燃料供給装置)
燃   料
生材チップ(含水率120%)
主な試験内容 生材チップの燃焼性能、経済性、チップボイラーの適正出力、樹皮等の利用可能性、燃料用チップの運搬・投入方法

チップボイラーの詳しい情報についてはPDFファイルでダウンロードしてご覧いただけます。
アクロバットリーダー PDFファイルをご覧いただくにはAcrobat Reader(無料)が必要になります。左のバナーをクリックしていただくとダウンロードサイトが開きます。(既にパソコンにインストールしている場合は不要です。)