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ツチガエル (アカガエル科)  平成29年9月21日掲載

 樹木園のそばを流れる水路の一部分が大雨により土砂が堆積し、自然の小川の流れができました。わくわくしながら近づくと足元から土色の3センチ程のカエル2匹が沢の中に飛び込み、石の下にかくれました。センターでは2種類目の両生類の発見です!
 小川は水の透明度が高いことから水面の上からカエルを観察できました。体の色は褐色で背中にさらに濃い「いぼ状の斑点」があります。足には黒っぽい縞があることなどからツチガエルであることがわかりました。このカエルは通称イボガエルとも呼ばれおり、水辺環境にしか生息できないカエルです。天敵への防御能力として、つかむとくさい粘液を分泌するそうです。
 自然の中に水辺が作られると、その環境は生き物を瞬く間に引き寄せ、活かす力を備えていることがわかりました。

""ツチガエル(写真-1)
平成29年9月撮影 (撮影者:AKZ)
""ツチガエル(写真-2)
平成29年9月撮影 (撮影者:AKZ)
""ツチガエル(写真-3)
平成29年9月撮影 (撮影者:AKZ)

""ツチガエル(写真-4)
平成29年9月撮影 (撮影者:AKZ)

岩手県林業技術センター