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タマゴタケ(平成27年8月6日更新)

 樹木園も暑い日が続いておりますが、この暑さの中、赤い赤いキノコが樹木園の芝の中で見つけました。タマゴタケです。なぜタマゴタケというと地面の上に白い卵状の塊が現れ、その殻を破ってキノコが発生することからこの名前が付いたようです。開いた傘の直径は10センチ位及び高さは12センチ位で。この色はどうみても食べられないような毒々しさを醸し出しておりますが、実は食用キノコなそうです。
 特徴は、この傘の真赤な色合いと軸の部分の茶色のまだら模様です。そして、根元にはタマゴ状の壷があります。成長が進むとその傘の色は赤から朱色ピンクといった薄い色になります。このキノコを食した方の感想を聞くと煮ても焼いても実に美味しいキノコで、見つけたら是非採るようにとのアドバイスがありました。が、樹木園の中では数少ない貴重なキノコですので、もっと個体数が増えることを期待しながら、とるのは「写真ダケ」にしました。

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""タマゴタケ(写真-1)
平成27年7月撮影 (撮影者:AKZ)
""タマゴタケ(写真-2)
平成26年7月撮影 (撮影者:AKZ)
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""タマゴタケ(写真-3)
平成27年7月撮影 (撮影者:AKZ)
""タマゴタケ(写真-4)
平成27年7月撮影 (撮影者:AKZ)
岩手県林業技術センター