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キリ(平成27年1月15日更新)

岩手県の花にも選ばれているキリの木ですが、かつては「南部桐」のブランドで箪笥の材料などで全国にその名を馳せましたが、現在ではキリ材のほとんどが中国から輸入されています。
樹木園近隣にもキリの木があります。春には、高貴な紫色の花を枝先にたわわにつけ、人々を魅了しますが、厳冬期の現在はベージュのたくさんの実をつけています。
持ち帰り、少し割れたその実を割って中を観察すると中は2室に分かれ、翼(よく)のついた3mm位のたくさん種子が詰まっています。キリは翼の付いた種子を風で遠くまで飛ばし、子孫を増やしてます。
日本の樹木で一番軽い木材で大きな葉を有しているキリですがその種子は、ほんとに小さいものです。

きり1 きり2
""キリ(写真-1)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ)
""キリ(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ)
きり3 きり4
""キリ(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ)
""キリ(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ)

(平成21年5月12日更新)

春を司る神を青皇といい、夏を司る神を赤帝というのだそうです。
春とも夏ともつかないこの時期、青と赤の絵の具を混ぜれば紫だからなのかどうか、
紫色の花々が目を楽しませてくれます。フジ、アヤメ、ライラック等々。
そこで忘れて欲しくないのが岩手の県花である桐の花。
林業技術センターの正門脇で桐の花が咲き始めています。どうぞご覧ください。

桐の花 桐の花遠景
""桐の花
平成21年5月12日撮影 (撮影者:SS)
""林業技術センター正門脇の桐
平成21年5月12日撮影 (撮影者:SS)
 
岩手県林業技術センター