""樹木園だより "" ""樹木園だよりのホームへ
""ホームページへ

    キ ク イ タ ダ キ   (キクイタダキ科)  平成30年3月15日掲載

  樹木園の針葉樹がまとまって生育している場所で、「チリチリチリ」と小鳥のさえずりが聞こえてきました。モミやトドマツの樹冠の中をオリーブ色の小さな体が素早く動き回っています。
調べてみると体重3から5グラム、体長10センチの日本では最も小さい野鳥といわれている「キクイタダキ」でした。
   これで樹木園には、国内最小クラスの野鳥「ミソサザイ」と「キクイタダキ」、ともに、どちらの種も生息していることを発見できました。
頭のてっぺんが黄色の菊の花をつけている(戴いている)ように見えることからこの名前がついたようです。が、この個体は赤い冠毛が目立ち、これはオスの特徴なようです。
夏の間は高山で生活していますが冬は里山に降りてきて針葉樹の中で暮らすとてもカワイイ過ぎる野鳥です。

""キクイタダキ(写真-1)
平成30年3月中旬撮影 (撮影者:AKZ)
""キクイタダキ(写真-2)
平成30年3月中旬撮影 (撮影者:AKZ)
 

""キクイタダキ(写真-3)
平成30年3月中旬撮影 (撮影者:AKZ)

岩手県林業技術センター