岩手県林業技術センター


平成19年度林業技術センター外部評価会議の実施結果について

 1 目的

 成果を重視した効果的・効率的な試験研究の推進を図るため、試験研究課題の選定から試験研究終了後の成果の普及に至るプロセスに関して、県の組織に属さない外部有識者等を評価者とする外部評価を受ける。

 2 評価会議の開催日時及び場所

 (1)開催日時   平成19年10月24日(水曜日)午後 13時30分〜16時
 (2)開催場所   岩手県林業技術センター 大講義室

 3 評価会議委員

 次の委員を所長が委嘱し、その任期は2年とする。

所 属 等
氏  名
岩手大学農学部教授
岡田 秀二氏
森林総合研究所東北支所長
藤田 和幸氏
森林総合研究所
林木育種センター東北育種場長
山崎 政美氏
岩手県木材青壮年協議会前会長
工藤 拓也氏
久慈地方森林組合代表理事組合長
清水 崇文氏
林業者(しいたけ生産)
佐々木 万里子氏

※清水委員は欠席

 4 各課題に対する総括評価結果(評価シートによる評価)

課題名
総括評価※
総括評価に関するコメント
「森林施業の低コスト化のための作業路作設事例の調査」
新規
A:3
B:2
・伐採、再造林も含めた全体のコスト低減を目標とし、けん引型経営体育成との関係など焦点を絞る必要がある。
・目標を明確にする調査内容を十分検討のこと。
「いわて環境の森整備事業モニタリング調査」

新規

A:1
B:4
・モニタリング調査のマニュアル化を急ぎ、振興局職員がモニタリングを担当できるよう期待する。
・アカマツ林分を事業対象にする必要がある。
・複数による研究体制で実施した方が良い。
・早期に取り組む必要があるものの、調査の評価には長期間が必要である。
「マツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発」
継続
A:4
B:1
・社会情勢や被害拡大の動向には十分気を配って対応を検討のこと。
・複数による研究員体制が望ましい。
「道路用資材としての木材の新用途開発」

継続

A:1
B:3
C:1
・当面、公有林等の作業道等への敷設によるモニタリングを検討のこと。
・林業動向やニーズの変化に敏感な対応を期待する。

「アカマツ材の青変防止技術の開発」

終了
A:2
B:3
・アカマツの適量恒常生産に道を開く有用な研究と思われる。今後は薬剤を使用しない方向が求められる。
・今の成果を普及に移し、課題等がフィードバックされた時点で新規課題を検討のこと。


事前評価(新規)
[A:重要な課題で優先的に取組む必要  B:有用な課題で早期に取組む必要  C:解決すべき問題等があり検討必要]

中間評価(継続)
[A:十分な成果が期待、優先的に取組む必要  B:一定の成果が期待、早期に取組む必要  C:見通しに問題、計画再考]

事後評価(終了)
[A:目的を十分達成  B:目的をほぼ達成  C:目標未達成]