岩手県林業技術センターでは、釜石市と二戸市を会場にして、林業技術普及セミナーを開催しました。
釜石会場では、釜石地区山火事防止ボランティアなど３０名の方々に出席をいただき、昨年４月に発生した釜石市林野火災の被害状況や今後の対策などを聴講していただきました。また、二戸会場では、造園関係者や県民など３５名の方々に出席をいただき、昨年８月に大量発生したマイマイガの生態や防除法などについて聴講していただきました。
特に、二戸会場では、葛巻病院外科の菊池孝幸医師から、「葛巻町におけるマイマイガの幼虫による皮膚炎の報告」と題する情報提供をいただき、会場内は盛んな質疑応答が行われました。
【開催テーマ１】 「平成２０年４月に発生した釜石市林野火災被害地の今後について」
◆と き： ２月２３日（月） １３時３０分～１５時００分
◆ところ： 岩手県釜石地区合同庁舎（釜石市新町６－５０） ４階大会議室
◆演 題
①「山火事被害木の被害程度と生育の推移について」（講師：センター主任専門研究員 高橋 美恵子）
②「山火事被害地の今後の造林について」（講師：センター主任専門研究員 小岩 俊行）
③「山火事被害材の利用について」（講師：センター首席普及指導員 東野 正）
釜石でのセミナーの様子
【開催テーマ２】 「平成２０年８月に大量発生したマイマイガの被害とその防除について」
◆と き： ２月２６日（木） １３時３０分～１５時４０分
◆ところ： 二戸市シビックセンター（二戸市石切所字荷渡６－２）
２階カルチャールーム
◆演 題
①「マイマイガとはどんな虫？」
（講師：センター研究部長 小林 光憲）
②「マイマイガの大量発生について考える」
（講師：日本樹木会岩手県支部 高村 尚武氏）
③「岩手の森林・樹木への虫の大量発生例」
（講師：岩手大学非常勤講師 佐藤 平典氏）
◆情報提供
「葛巻町におけるマイマイガの幼虫による皮膚炎の報告」
（報告者：葛巻病院外科 菊池孝幸医師）
