スタッフより          

 私たちは、平泉文化を岩手の地に長く伝えられてきた世界に誇りうる文化遺産であり、顕著な普遍的価値を有しているものと認識しています。
 中尊寺金色堂は、全面に金箔の施された建造物として世界に例がなく、内陣の華麗な装飾技法及びそこに安置された遺体とともに、もっとも典型的に平泉文化を象徴している文化遺産です。毛越寺の庭園は、当時の様相をそのまま伝える優美な浄土庭園で、特別史跡・特別名勝の二重指定を受けています。加えて、最近の発掘調査の成果から、わが国における最初の中世都市としての平泉が明らかになってきました。平泉には、同時代の他のどの都市遺跡よりも、当時の地下遺構が良好に保存されています。
 奥州藤原氏は、清衡・基衡・秀衡・泰衡の四代にわたり、11世紀末から12世紀末までの100年間で、当時の中心地京都の影響を非常に強く受けつつも、北方との交易・交流などにより独自の色彩もまた色濃く見られる文化を生み出しました。そこには、強力な政治力とそれを支えた経済基盤があったことでしょう。私たちは、平泉文化についての調査研究をさらに進めることで、残された学問的課題を解決しようと試みているところです。

 このホームページは、平泉文化の内容及び意義について学術的内容を中心に各方面に情報発信しようとするもので、あわせて、私たちの現在の取り組みについても紹介しています。国内外のより多くの人びとに平泉を理解していただくことで、ここに残されている数多くの文化遺産が、さらに後世へと伝達されていくことを願うものです。



資料提供      東京国立博物館
           国立公文書館
           岩手県立博物館
           (財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
           平泉町教育委員会
          毛越寺
編集協力      菅野 文夫 
          大矢 邦宣
          松尾 昭明
          安本 桂子
英文校正      川村 和子

本文執筆      佐々木 勝
          中村 英俊
          斎藤 邦雄
          佐藤 嘉広
          羽柴 直人 
          細川 祐子
ホームページ編集  (株)テクノ

企画・制作     岩手県教育委員会事務局 生涯学習文化課 柳之御所班


                                                                      

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