平泉の文化遺産を世界遺産へ
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トピックス
タイトル 「平泉の文化遺産」国際専門家会議
登録に向けて意義を確認
 平成20年の世界遺産登録に向け、「平泉の文化遺産」の国際的な価値評価と保存管理を考える国際専門家会議が、6月8日から11日までの4日間、一関市内のホテルで開かれました。国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の海外委員らを交え、登録に求められる「顕著な普遍的価値」の証明と、後世に伝え残すための保存管理のあり方を議論。国際的視点からも「極めて重要な遺産であることが推定される」と結論付けられました。
ロバート・デ・ヨング氏 イコモスオランダ委員会委員
ロバート・デ・ヨング氏写真 歴史的庭園、文化的景観の専門家で、オランダユネスコ協会世界遺産登録部プロジェクトマネージャーとして、現在までオランダ国内の5箇所の推薦書作成に携わった。
 オランダの世界遺産の定期報告に関する責任者も務めた。
ファンキーウォン氏 ソウル大学教授
ファンキーウォン氏写真 歴史的景観や建築、都市計画などの専門家で、ICOMOSにおいては、世界遺産に推薦された資産の専門的評価などを行う。
 2003年10月には、紀伊山地の霊場と参詣道に関する専門的評価を行った。
タンジーゲン氏 中国社会科学院考古研究所教授
タンジーゲン氏写真 古代中国考古学、商文明の古代宗教などの専門家で、現在中国安陽市発掘調査研究所の所長を務める。
 現在も、「古代中国における人間社会と景観の相互進化」をテーマとした研究プロジェクトに主任調査員として参画している。
工藤雅樹氏 「平泉の文化遺産」推薦書作成委員長
工藤雅樹氏写真 「平泉の文化遺産」世界遺産登録推薦書作成委員会委員長東北古代史・古代蝦夷研究の第一人者。
 陸奥国の成立から平泉の時代までをまとめた『平泉への道』など著書多数。
◎ICOMOS国内委員
西村幸夫氏(東京大学大学院教授)
稲葉信子氏(東京文化財研究所企画情報研究室長)

◎「平泉の文化遺産」世界遺産登録推薦書作成委員
入間田宣夫氏(東北芸術工科大学芸術学部教授)
大矢邦宣氏(盛岡大学文学部教授)
清水真一氏(東京芸術大学大学院教授)
田中哲雄氏(東北芸術工科大学芸術学部教授)

◎文化庁、和歌山県、島根県大田市、岩手県、平泉町の関係者

◆参加者プロフィール(pdf)
【会議スケジュール】
6月8日(木) 開会、基調講演
6月9日(金) フィールドワーク、事例報告
6月10日(土) 事例報告、ミーティング
6月11日(日) 世界遺産フォーラム、ミーティング、閉会、記者会見
◆開催要項.
◆会議資料(pdf)
◆フォーラム資料(pdf)

※資料の一部に中国語(簡体字)を使用していますので、Adobeのサイトから中国語フォントパック(Chinese Simplified)をインストールしてください。

「登録に値する」/金色堂など現地視察
 国際専門家会議2日目の6月9日、専門家らが世界遺産登録対象史跡の現地視察を行いました。参加者は平泉町の中尊寺や毛越寺、無量光院跡、柳之御所遺跡、一関市の骨寺村荘園遺跡の計5カ所を巡り、平成20年の登録を目指す文化遺産の価値を確認しました。
 中尊寺の現地視察でロバート氏は「金色堂のような素晴らしく独特な寺を見たのは初めて。圧倒された」と印象を語りました。
 この後、主会場のホテルで、日中韓の専門家が史跡などに関する事例報告を行いました。唐教授は、中国の都で仏教建造物がどう融合したかを述べた上で「中尊寺や毛越寺を見ると、仏教寺院が平泉の景観や日常生活に恩恵を与えたことは明らか。平泉は登録に値する」と評価しました。

中尊寺を視察する専門家
中尊寺を視察する専門家
大泉が池を視察
毛越寺では龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)船
に乗り、大泉が池を視察

「登録は始まり」/フォーラムで訴える
 最終日の6月11日、一般公開の「世界遺産フォーラム」が開かれました。
 フォーラムでは「世界遺産条約とそれを取り巻く現況」などをテーマに、専門家ら6人が講演と事例紹介を行い、遺産を守り伝える責任などを訴えました。
 引き続き行われたパネルディスカッションでは、日中韓の専門家6人が、平泉の優れた点や保存と開発のあり方などについて意見を交わしました。
 県内外から訪れた約400人の聴衆は、「登録は始まり。永続的な取り組みを」との訴えに耳を傾けていました。

 詳細はこちらから⇒ 第一部(pdf)  第二部(pdf)
パネルディスカッション
パネルディスカッションで
意見交換

「極めて重要な遺産」/国際的価値を評価
 世界遺産フォーラムに続いてまとめのミーティングを行いました。平泉の文化遺産は浄土思想と自然が一体となっているなどの理由から「極めて重要な遺産であることが推定される」と結論付け、閉会しました。
 まとめられた結論では、今後東アジア地区の世界遺産登録を適切に推進することが必要と指摘。「平泉の文化遺産」を▽浄土思想に基づき自然と一体となった都市と文化的景観を構成▽日本独特の意匠・技術を用いて浄土の世界を表現した寺院建築や庭園など、突出した造形の作品群がある―などから「極めて重要な遺産」と意義付けました。
 一方で「平泉の文化遺産の価値評価と保存管理を進めることが世界遺産登録への重要な布石になる」と今後の課題も指摘しました。
ミーティング
国際的価値を結論付けたミーティング


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