産業振興対策特別委員会会議記録

産業振興対策特別委員長 小野寺 研一
1 日時
  平成19年1月17日(水曜日)
  午前10時2分開会、午前10時45分散会
2 場所
  第3委員会室
3 出席委員
  小野寺研一委員長、新居田弘文副委員長、佐々木一榮委員、大宮惇幸委員
 平野ユキ子委員、菊池勲委員、平澄芳委員、小原宣良委員、亀卦川富夫委員
 阿部富雄委員
4 欠席委員
  佐藤正春委員
5 事務局職員
  小船担当書記、佐々木担当書記
6 説明のため出席した者
  なし
7 一般傍聴者
  なし
8 会議に付した事件
 委員会の意見の取りまとめ
9 議事の内容
○小野寺研一委員長 おはようございます。ただいまから産業振興対策特別委員会を開会いたします。佐藤委員が欠席との通知がございましたので、御了承願います。
 これより本日の会議を開きます。本日はお手元に配付いたしております日程により会議を行います。
 当委員会は、本日の委員会が最終の委員会となろうかと思います。つきましては、委員会がこれまで調査をしてまいりましたことについて、2月の定例会で報告を行うことになりますので、この際、意見の取りまとめを行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。お手元にこれまでの調査経過を取りまとめた資料と報告の素案を配付いたしておりますが、取りまとめに当たり、何か御意見を賜ることになるわけでございますけれども、この内容を見ていただきまして、10分ぐらいでよろしいのでしょうか。
○佐々木一榮委員 読んでいただければ、よろしいのですけれども。
○小野寺研一委員長 読むだけでよろしいですか。それでは、小船担当書記から読んでいただいて、その後、皆さんから御意見を賜りたい、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、お願いします。
○小船担当書記 それでは、失礼して朗読させていただきます。
 産業振興対策特別委員会のこれまでの調査の経過と結果につきまして御報告いたします。
 本委員会は、平成17年6月定例会において設置されて以来、8回にわたり委員会を開催し、ものづくり産業の集積促進に関する調査、食糧供給基地の形成に関する調査及び産業担い手育成、雇用対策に関する調査について、その都度課題を設定し、その現状と課題、対策等について関係人から参考意見を聴取し、質疑、意見交換を行うとともに、県内、県外の現地調査をそれぞれ2回実施してまいりました。
 まず、ものづくり産業の集積促進に関する調査についてであります。本県の産業を形成するものづくりの基盤である電気、電子、機械、精密の従来型産業につきましては、北上川流域を中心に集積が進んでおりますが、自動車関連産業につきましては関東自動車工業岩手工場の大幅な生産拡大を契機に集積が進み始めているものの、県内企業の参入が十分進んでいるとは言えない現状にあります。これは、地場企業の基盤技術力が不十分であるとの調査結果もあることから、今後県内企業が部品供給メーカーとして参入できるよう技術力のある企業に育成することが重要であります。
 県においては、自動車関連産業創出推進事業、自動車関連産業集積促進奨励事業などさまざまな事業を展開し、自動車関連産業に参入を希望する企業に対する支援を実施しているところでありますが、自動車関連産業の集積の推進に向け、なお一層努力されますよう要望いたします。
 次に、地域別に見ますと、県北・沿岸圏域には、地域の発展の中核となり得る幾つかの有力な企業が立地しているものの交通インフラの整備の不足等により、集積には至っていない状況であります。県においては、昨年県北・沿岸の振興を図るため、県北・沿岸振興本部を設置し、産業振興のための新たな組織体制を整備するとともに、県北・沿岸地域中小企業振興特別資金貸付金、特定区域産業活性化奨励事業費補助など、多くの支援事業を実施しておりますが、県土の均衡ある発展のため、さらに地域の特色を生かした産業を構築、育成していくための取り組みを要望するものであります。幸い本県の誘致企業が世界で初めて開発に成功した酸化亜鉛単結晶の技術を核に、岩手大学、県工業技術センターとの産学官連携による酸化亜鉛プロジェクトが進められており、来年度には第1号の製品化が期待されているところであります。今後は、酸化亜鉛産業のクラスターが形成されるよう、県においては引き続き企業の立地や集積に向けた取り組みを推進されることを要望いたします。
 次に、産業担い手育成、雇用対策に関する調査のうち、ものづくり人材の育成についてでありますが、製造業を取り巻く現状は、国内のみならず、国際競争の激化、人口減少社会の到来による労働力人口の減少、団塊世代の大量退職による技術、技能の承継の危機といった問題を抱えています。このような中で、製造業の生産性の基盤となるものづくり人材の育成は、今まで以上に重要となっており、企業のニーズに即した人材を育成することが望まれます。
 県においては、産業成長戦略においてものづくり人材の育成を最も重視する政策の一つとして取り組んでおり、いわて産業人材育成会議から提言もございましたが、本年4月には黒沢尻工業高等学校及び産業技術短期大学校に専攻科を、水沢工業高等学校に自動車工学コースを、さらには宮古高等技術専門校に金型技術科を設置することとしており、また既に今年度から岩手大学大学院工学研究科に金型鋳造工学専科が開設されており、ものづくり人材の育成に期待されるところであります。問題は、育てた人材が県内に残らず、県外に流出することが懸念されることから、ぜひ県内に就職ができるよう、県としても県内企業との連携について尽力されることを望むものであります。
 次に、雇用対策についてでありますが、近年フリーター、ニートの増加が社会問題となっておりますが、現在は加えて若者の離職が大きな問題となっております。一たんフリーターになってしまうと、正社員として採用されることが難しくなり、不安定な就労が続くという悪循環につながります。この対策としては、若年者本人の意識改革が重要でありますが、企業と教育機関との連携による早期からの職業意識の醸成、職業体験機会の提供を行うなどの取り組みが必要となっております。県においては、これまでも雇用対策を最重要課題としてジョブカフェの設置など、真摯な取り組みを進められてきたところでありますが、今後も関係機関と緊密に連携を図り、雇用創出に向けた取り組みになお一層努力されますよう要望するものであります。
 次に、食糧供給基地の形成に関する調査についてでありますが、事例調査のため北海道を訪れ、ホクレン農業協同組合連合会を調査いたしました。北海道は、農畜産物生産量の全国シェアでは、多くの品目で高い数値を誇っていますが、農業を取り巻く環境が大きく変化している今日、新たな付加価値を持ったブランド展開を行い、さらなる発展に取り組んでおりました。本県においても主要農産物は、全国上位に位置されておりますが、付加価値を高めるなどの政策を進め、我が国の総合食糧供給基地としての地位の確立を目指すとともに、試験研究機関等を活用した新商品の開発、地元の加工業者などを核としたクラスター形成を図るなど、食産業の構築を進められることを望むものであります。
 終わりに、県当局におかれましては、本委員会の意見や要望に十分配慮されまして、なお一層の努力を傾注されますことを切望いたしまして、産業振興対策特別委員会の報告といたします。
 以上でございます。
○小野寺研一委員長 というような素案でございます。この中の字句の訂正、あるいは挿入をしなければだめなのではないかとか、そういう御意見を賜りたいと、そのように思いますが、時間ございますので、少し御検討していただいて。
○平澄芳委員 1ページ目の中段から少し下の方ですが、次に地域別に見ますと県北・沿岸圏域に云々と、こういうふうにありますが、交通インフラの整備の不足等により、集積には至っていない状況にあります。そして、その項の一番最後の方に県土の均衡ある発展のため、さらに地域の特色を生かした産業構築、育成していくための取り組みを要望するものでありますというふうに結んであるわけですが、前段に交通インフラの整備の不足というふうなことをうたってあるわけでありまして、育成していくための取り組みというところをもう少し具体的に交通インフラの整備も含めた取り組みをするような、そういう文言にすべきではないのかなと思ったりもするのですが、いかがでしょうか。
○小野寺研一委員長 という御意見でございます。いかがでしょうか。
○新居田弘文副委員長 今の項目に同じところなのですけれども、今回は県北・沿岸を着目して強調されておりますが、それはそれでいいと思うのですけれども、12月末に県南広域振興局の方で県南の産業戦略プランを公表して、今、関係市町から意見を求めていっているので、まだ成案には至っておりませんけれども、そういう動きで流れていることは事実なのです。そういう意味では、県北・沿岸に対してということではなくて、やっぱり地域別で見た場合のその辺の取り上げ方をもっと評価をしながらもそれに若干触れるようなことがあっていいのではないかなと思いますが、その辺をお諮りいただきたいと思います。
○小野寺研一委員長 例えばここにちょうど真ん中でございますけれども、自動車関連産業創出推進事業とか、こういうふうなことではちょっと足りないのではないかということですね。
○新居田弘文副委員長 私が言ったのは、地域別に見た場合の県北・沿岸ということの項目を上げていますので、横並びでも結構ですから、その辺に若干触れた方が上の方の目的を押し上げてみても地域課題として強調されていいのではないかなと思います。
○亀卦川富夫委員 それは同感です。私は、具体的には、この真ん中の、県においては自動車という間に、県においてはこの間産業振興を軸とする県南広域振興局を設置するなど、そういうふうなことを触れて、この自動車関連産業となっていけばいいのではないでしょうか。余り長くしてもいかないのでしょうから、そのような状況を入れると。
○佐々木一榮委員 今の平委員のお話はお話で、直す。それから、同じ県北・沿岸と県南の部分で同じ意味で亀卦川委員の方では載せてほしいという話でしょうし。
○小野寺研一委員長 おくれぎみというか、そっちの方だけ書かないで。
○佐々木一榮委員 どうしても地域別と、こう出てしまったものですから、そこはやっぱり一緒に入れた方が。
○小野寺研一委員長 でも、やっぱり県北・沿岸振興も出たものですから、これは必ずしも県北・沿岸を重点的に何をするというふうなことよりもある程度余り格差を開かないような形でそこにも支援をしていかなければならないだろうという県での均衡ある発展が、まず前提にありますので、この辺はまずこれにして、では今新居田委員と亀卦川委員の方からお話ありましたことを若干含めさせていただくということで、もう一回考えさせていただきたいと、そのように思います。
○阿部富雄委員 全体の書き方ですけれども、要望をします、望みますという論調なのです、すべての項目が。それも考え方ですから、最後の3行に書かれているように、本委員会への意見や要望という考え方でいいと思うのですが、私はやっぱり特別委員会の意見という形を強く出した方がいいのではないかなと思うのです。ですから、要望します、6カ所が要望します、望むものでありますというような表現を使っていますけれども、する必要がありますとかというような形で、やっぱり委員会の意見という形、要望というより意見という形で私はまとめた方がいいのではないかなと思いますけれども。
○小野寺研一委員長 十分に考慮をしながら考えたいと思います。
○佐々木一榮委員 ちょっと余談なのですけれども、きのう岩手医大に行ってきまして、夢県土いわて新規産業創造事業の予算を使って医大とフクダ電子とアイシーエスが組んで世界でも先駆けて心電図の関係の、今テスト期間で先生方もやってみるというのだったら無料でいいよという話でしたけれども、すごいやっているのです、事業化に向けて。今度学会でも発表するような話をしていましたけれども、例えばそういう部分というのは意外に県の方はそういうのをいろんなところとやってはいるのですけれども、実際には我々には見えてこないのです。その成果品にならないと。こういうふうに成功したと。それに対して予算づけはしているのです。ですから、我々も予算書の中では金額は見ているのですけれども、具体的に、ではそれがどこだ、どこだというのはなかなか見えない部分があって、きのう、はあと思って帰ってきたのですけれども、やっぱりそういうのを本当に産業振興というか、それがものになった場合、例えばフクダ電子なり、アイシーエスは地元ですけれども、そういうところを今度それを成果品にするときに、岩手県でつくれるのかどうかということにもなってきますので、こういう関東自動車関連の製造業とはまた別で、岩手から起こせるような企業というのは出てくるのかなと感じまして、だから産業振興というのも2種類あるのかなと。
○小野寺研一委員長 情報として、そういうふうなのがキャッチできていれば、あるいはある程度聞いて。
○佐々木一榮委員 岩手の方から起こすというかね。
○小野寺研一委員長 今回の我々の調査には、そのことは入っていないわけなので、また別個にというか、この中で取り入れるか、後ろの方になるだろうと思いますけれども、そういうふうなのをまず調査といいますか、ちょっと意見を聞いてみて、そしてぜひいいことというか、ぜひそういうようなことは望ましいことですので、要望として何か。
○佐々木一榮委員 あともう一点、この委員会は、きょうで終わりなのですけれども、いずれ改選になれば、その特別委員会を設置するかどうかという議論にはなると思うのですが、たまたま議運の方で国に対する意見書、各定例会で議長名で出しますよね、内閣総理大臣、各大臣に対して。それは、実際どうなってきているのかと。この岩手県議会として、国に対して意見書がその後、国の方ではどういう対応をしてくれているのかということを検証しようということで報告を、毎年6月定例会にはその報告をしようということである程度決まったわけですけれども、こういう特別委員会の要望も阿部委員が言ったように、強く委員会としての意見を述べた後、これが産業振興について県側の方ではこの特別委員会のものについて進めていくのか、それからどう進んでいったのかということを何かしらの形でやっぱり見えてこないと、ですからたまたまきのう子育て支援・少子化対策特別委員会かな、やっぱりあちらでもこういうのを共通にまとめるということで、やっぱりただこうやってもだめなので、直接知事なりなんかに持ってきてというような話もしていたようですけれども、そういう例がないので、きょうは向こうの方は保健福祉部長かだれかが来て、委員会のまとめをやるということをきのうちらっと聞いたのです。ですから、やっぱりこの委員会でもこれがまとまりましたら何らかの形でやっぱり執行部に対して委員長報告と同時に、申し出というか、その他の確認といいますか、何かを求めた方がいいのかなという感じしますけれども。
○菊池勲委員 そこまで権限を持たされていないのだろう。
 委員長報告は、議会に申し上げて、議長が今佐々木委員が言ったような発言をしてくれれば、そこに行けるのだけれども。まして任期最後だから、今終わって報告して、我々これで任期、選挙ということだから、生きてこないのだろう、これ。
○佐々木一榮委員 ですから、例えばことし改選になりますよね。すると当然1回生の議員も出てくれば、この委員会ではない議員もいるわけで、我々もほかの委員会もわからないわけです。それが何かの形で見える形であれば、前期の委員会がそういう委員長報告をして、それに対して当局の方からは大体こういう流れでこういうことを対応してきたということがあれば、共有ができるかなとちょっと思ったのです。どうも毎回ぼつぼつぼつと切れて、あと報告しっ放しみたい。
○菊池勲委員 投げて終わりな。そういったような感じ。
○佐々木一榮委員 ええ、各常任委員会もあるしみたいな話になってくる。
○菊池勲委員 その辺あたりは、例えば任期は任期なのだけれども、一応委員長の名前で申し出て、文書で申し出た方がいいのかもしれない。佐々木委員が言ったとおり。でないと、なかなか難しい話だ。
○小野寺研一委員長 今のような佐々木委員のお話のように、2年間の集約をまずして、そして精査をしてある程度こういうことを委員会は求めますと。
○菊池勲委員 申し添えるわけにいかないのだろうかな、この文書の最後に。
○佐々木一榮委員 だからこれでいいと思うのです。あと文言とか、さっきの部分というのは、これは入ってきて、そういうのはこれが本会議の委員長報告で終わってしまうと。そうすると、あとこの後の結局執行部が、この委員会のことについてどう対応されるのかというあたりが何もなく終わってしまうから。
○小野寺研一委員長 今までもどういう対応されてきたかも、まず聞いていくことにもなるだろうし。
○佐々木一榮委員 その議論やったことあるのですけれども、そうすると各常任委員会があるではないか。前は、この特別委員会に執行部の方も出席していたのです、所管も。すると第2常任委員会みたいだというので、やめたのです。
○菊池勲委員 だから、特別委員会は別だと。常任委員会の委員長席がないということで、執行部はいれなくなった。前はここにずっと並んでおった。そうしたら、やり過ぎだと。今、佐々木委員が言ったとおり、何かの方法でやっぱり結果を求めるのは、意味があるよな。ただなげやりではな。
○小野寺研一委員長 そのことを文言には入れられるのだろうけれども。
○佐々木一榮委員 逆に言うと、例えばそこまでやらなくても常任委員会があるとすれば、例えば県議会のホームページ上で特別委員会の成果報告というか、結果報告みたいな形にして、それに対しての執行部当局の考え方なりをセットで議会のホームページに入れるなり、何かという手はあると思うのですけれども。
○小野寺研一委員長 それでは、そういうことの文言を、恐らく「終わりに」の前に今までの経過を説明したわけですけれども、それにその成果というか、県の執行部、あるいはそういうふうなものがどういうような見解を示すかというふうな、ぜひ重点的なことでも構わないけれども、何かの形でこういう形で進めていきたいというふうなものを引き出すようにしておきますので、よろしくお願いしたいと思いますが、ほかにお気づきの点ございましたら教えていただきたいと。
○菊池勲委員 例えば今平委員の発言とそちらの発言と、これ地域的な県南、こっちは県北・沿岸のことをしゃべっておった。何が違うかとなると、交通インフラの整備が不足していることが県北・沿岸の違いだと思うのだ。県北と内陸との違い。
 それから、振興策の組織ができたのは、それはしているけれども、いやこれをやるというのは組織ができただけでは、この差は縮めることは不可能だ。開くだけで、今そちらもやっぱり関東自動車を中心にして、地場産業はどうかしようということで、それは中央だけの議論ではないのだと思っているのだ。やっぱり県北、沿岸の方に不足分なところもインフラ整備がもしされれば何をすればいいのか、それは別としてもやっぱりそっちは1つでも関東自動車に関連するものを持っていって、核として広げるような方法、それはもう1カ所ではないのだな。県南の方にも広げる、そっちにも広げると。そうすれば、この交通インフラなんていうのは、これはいつも唱えていることなのだけれども、やっぱり振興策をつくったこの組織の中で、県北・沿岸振興本部なんていうのは設置したものだから、特別な財政厳しいと言ったって、今までない、例えば50億なり、30億なり、特別配分するような組織ではないな、そういう努力をさせなければ、この振興本部なんていうのは何も意味をなさないのだ。でなくても中央の方は、どんどんと一緒に走っているわけだ。見ていれば競争しているけれども、運動会だったらばかなり差がついて走っているわけだ。これは、永久に届かないのだ。開くだけで。
 だから、我々の言った県北・沿岸振興本部というのをつくったのだから、ここに特別なやっぱり財政配分をしなければ、これ何億になるか、何十億になるか、それは別としても。今までの配分の仕方で各関係市町村、県内の市町村に配分した程度では、その程度の努力では不可能だと思う。その辺あたりも何となくおれはこの特別委員会、産業振興だから、こんなのも盛り込むような方法を文章的にうまく考慮できる、そうならば我々は中央にいるのも、それは振興しなければならないのだけれども、別な部分、交通のインフラと、そういう表現しているから、これに対する特別な策をとらなければ全然意味をなさないと思う。このあたりが期待するところだ。我々地方になるけれども。
○佐々木一榮委員 今の御意見に対して、それは将来的にはそうかもしれませんけれども、では現状関東自動車が来たからといって喜んでいる状態かというと、ここにも書いてあるとおり、地場の産業ができていないわけです、地場産業の参入が。やっぱり全部部品調達は、名古屋の方でトヨタの本社の方からみんな持ってきて組み立てやっている。本来であれば、そういう名古屋の部分も岩手県でつくれるようになってくればいいのですけれども、まだそこまでいっていないわけです。今の段階で別に県北、沿岸の振興をどうのこうのと言うわけではないのですけれども、県南がいいと言ったって、そんなにきちっとした基盤できているわけではないのです。まだ緒についたばかりだと思うのです。これは、もう少し時間がかかるだろうと。書くのはいいのですけれども、県も何かやっぱり大変でないかと。やっぱりある程度基盤が固まらないと、これを全県に波及させるのは、例えば地場の社長さんが生まれて、そこが関東自動車の何かをつくって、岩手県出身の会社がゼロだと。では、二戸に第2工場をつくろうかとか、どこかにつくろうという動きならわかるのですけれども、名古屋の方から引っ張ってくるのでさえ精いっぱいで、今度は引っ張ってきても北上、今1.67かそのぐらいでしょう、有効求人倍率。1.9ですか。とにかく人がいないのです、全然。そういう状態でしょうから、やっぱり理想論は理想論ですけれども、現実問題のインフラなんて、確かに県北・沿岸がおくれている、県南だっておくれているわけです。
○小野寺研一委員長 余りその格差を際立たせる表現は、できれば避けたいなというような感じもあるのであります。
○菊池勲委員 結論からすれば、この素案のままでいいのではないのかと思う。
○小野寺研一委員長 ただ、県が今までやって、我々が知らないでそのまま抜けていった、その後始末がどうなっているのだというふうなのが見えないということがやっぱりどの委員会に行っても、あるいは特別委員会に行ってもそんな感じがあります。
○菊池勲委員 阿部委員が言ったとおり、やっぱり要望するでは弱いのだかもしれない。今までのは、やっぱり意見として申し上げる。要望であれば、何となく、それはそのとおりなのだから、もうちょっと強めの語尾でやるような文章があるのだから、文言が。
○小野寺研一委員長 今までの報告を見れば大体要望のような感じがしますから。
○菊池勲委員 極端に言えばやってもやらなくてもいいとなる、これは。やれと、意見として、要望ではなく。何かいい文章ないのかな。
○小野寺研一委員長 県北・沿岸振興本部も立ち上げるときに、絵にかいたもちだけではだめだと。予算配分がどんな形で、例えば金額が50とおっしゃったし、100という話もあったし、いろんなところでその実態が見えてこないと、またかというふうな形で本気にならない、踊らないよと。
○佐々木一榮委員 大体振興局、県南だけでしょう。県南広域だけであって、いつになるかわからないではないですか。沿岸と県北の今は二重体制でしょう、県は。これは同じ体制にしないと、やっぱり難しいと思います。
 だって、久慈と高田が同じ振興本部なのですよ。これは、やっぱり僕はちょっと難しいと思います、どう考えたって、今の対策。
○菊池勲委員 どこかがずれているものな、どこかが、何となく見た感じ。言うことが、しょっちゅう何とかしろと言っているけれども、何とかしろという方が後回しにして、何とかしなくていいのが先に行っているのだ。何かずれているな。
○佐々木一榮委員 恐らく振興本部をつくってももともとは、久慈振興局とか、そういう各振興局単位でしょう、多分いまだに。
○小野寺研一委員長 1つの基盤整備がまだ道半ばで、その辺までもおくれているというふうな状況を何とかしなければならないというのがまず第1番ですので。
 ほかに何かお気づきの点ございましたら御発言いただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
 (「はい。」と呼ぶ者あり。)
○小野寺研一委員長 それでは、精査してみまして、今の御意見をできるだけ取り入れたいと思います。
○新居田弘文副委員長 ちょっとつけ加えますけれども、今のページのところなのですけれども、自動車関連産業、ずっと産業用と書いていますけれども、地元に言うと、何だ車への振興ばかりかというような話もよく出るのです。ところが、この間北上の東芝の件、あるいは電力の北九州市と綱引きやって、東北電力が九州電力の、またそれはつながりますけれども、あの辺の電気産業関係はもっともっとこの自動車の半分でもいいから3分の1ぐらいも何か力出して協調するとか、それからさっき阿部委員からも言われましたように、これは文言の話だけれども、要望より一歩進んだ、求めるとか、何かこう少し強く、それと交通インフラについては全くそのとおりですが、ただこれ以上の指摘で、これはやむを得ないと思うのです。あとは、議員全体の中では、そういう委員会をつくって、全体の意見書も出していますから、あちらの方に大きいところはゆだねて、ここは特別委員会ですから、いろいろ見聞した中での指摘ということになりますと、この辺が妥当かなというような、私もこれでいいです。
○小野寺研一委員長 それでは、当職に御一任いただいて、そしてこの素案を書き直して、2月議会の前にお示ししたいと思います。
○新居田弘文副委員長 2月5日に議案説明会があるでしょう。その日に。
○小野寺研一委員長 それではその日には、間違いなく皆様に。
○佐々木一榮委員 報告は最終日ですから。最終の会議ですから、3月15日ですから。ちょっといいですか。2ページのホクレンの視察を書いてありますけれども、ここにもブランド展開と書いていますけれども、新たな付加価値を持ったブランド展開というのは、岩手県のやっぱり農業関係のブランドの、どうもブランド戦略が下手なような気がするのですけれども。
 例えばうちの方は磐井牛なのです。ブランドは磐井牛。それから、前沢牛とありますでしょう。この間、奥州牛とブランド統一したのでしょう。北上の方はちょっとわかりませんが、北上牛でしょう。それぞれの地域、地域はあるのでしょうけれども、やっぱり売るときにやっぱり岩手県の方を何かこう方法ないのかなと思ったり、海産物であれば三陸というのがあるのかもしれませんけれども、三陸といってもね。
○小野寺研一委員長 やっぱり元気のいいJAが点在しているから、うちの方は盛岡、宮古まで一緒になりなさいなんて、そういう指導があったようで、なるそうですけれども、そういうようなのもいかがなものかと思って、本当は心配しているのです。1県1場というか。
○新居田弘文副委員長 岩手県も四国4県と比較されますから、やっぱりなかなか統一するのはね。前は岩手牛というブランドでやったこともあるのですけれども、なかなかこれはぼやっとなって絞れなくて、余りはかばかしくないのだ。
○佐々木一榮委員 お互いに地域間競争というのは良いのでしょうけれどもね。
○菊池勲委員 これはやむを得ないのだ。それも1つのブランドになるのかもしれないな。
○新居田弘文副委員長 いわゆる買い手が評価する話ですから。
○菊池勲委員 やっぱり牛肉なら全国では松阪がブランドだ。それにプラスして、上か下かの話は前沢でしょう。ところが、岩手県は前沢がブランドなのだけれども、ではよそはうちの北上だって、それは食べ比べしたことはないのだけれども、この前沢に負けないくらいいい牛肉だとたまに食べるのだけれども、前沢牛食べていないから、ああ、これが本当かなと思って食べるのだが、結構よくなっている。
○佐々木一榮委員 考え方も、ただ前沢牛という名前が通っていて、では前沢牛というのは何県の牛なのだというときに岩手県と多分わからなかったり、例えば平泉が今世界遺産の話あって、大阪とか何かの人に平泉というのは、では何県といったときに岩手県がわからないです、まず。だから、逆に言うとどっちが先かなのですけれども、そういうブランド戦略があるのかなと思ったり、ましてインターネットの世界になってしまったし。
○菊池勲委員 その辺があるのだけれども、表現からすればこんな表現しかできないのだものな。
○小野寺研一委員長 この報告は、余りできないのだろうと思いますけれども、少なくとも今回調査をしたり、あるいは情報を収集した、各社長さん方とか、そういうふうな多方面の皆さんのお話を聞いた、意見交換をした、その範囲である程度まとめをしたので、狭くはなっていると思います。まず、終わりの方にこれからの特別委員会として意見を申し上げたことの、これもやっぱりどういうふうな形で進んでいくかというのを県の方からもまず出してといいますか、できるものであれば、そんな回答もいただけるような、そういう仕組みになって新しく再選をされた方々がもう一回それを、こんなことになっているのかというので取り組んでもらうということの参考にしてもらえればなという感じですので、ひとつよろしくお願いをいたしたいと、そのように思います。
 それでよろしゅうございますか。
 (「はい。」と呼ぶ者あり。)
○小野寺研一委員長 それでは、いろいろな御意見をちょうだいいたしました。それをもって精査をし、委員会としての最終の報告案をこれから作成をしたいと。そのことは、当職に御一任をいただきたいと、そういうことでお願いをいたします。
 先ほども申し上げましたが、本委員会の調査は、本日をもって最後になろうかと思いますので、この際一言ごあいさつを申し上げたいと、そのように思います。
 大変長くといいますか、任期中、皆様方には特別委員会に参加をいただき、いろんな形で御意見を賜り、そして訪問先の社長さん、あるいはその他の技術者の皆さんといろんな形で意見の交換をさせていただきました。平成17年6月定例会において設置されて以来、本日に至るまで、付託事件につきましていろんな形で終始熱心にその調査を積み上げていただきましたことに対し、心から敬意を表する次第であります。
 また、委員各位の御協力によりまして、委員長の職責を無事果たしえましたことに対しまして、深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 なお、今の報告書、これがやっぱりある程度の作文といいますか、私どもがやってきた本当の気持ちを伝えるにはこれが大事だろうと思いますので、皆さんの今の御意見を十分取り入れながら報告をさせていただきたいと、そのように思います。長い間、本当に御苦労さまでございました。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会をいたしたいと思います。ありがとうございました。

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