医学生の皆様へ

岩手県の取組み

あなたの臨床研修ステージを「いわてイーハトーヴ臨床研修病院群」が一体となって支えます。

医師のキャリア形成に対応した取組み

各臨床研修病院の臨床研修プログラム責任者を中心に「ワーキンググループ」を構成し、県と共同して指導医講習会を開催するほか、臨床研修病院合同説明会、臨床研修医合同オリエンテーションなど臨床研修医を受入れる環境整備に取組んでいます。

また、魅力ある後期研修プログラムの構築など、医師のキャリア形成に対応した育成の方向性について検討しています。

■キャリアアップイメージ

全国有数の優れた指導体制

岩手県では、厚生労働省の指針に沿った臨床研修指導医講習会を、全国で初めて、県主催として開催するなど、早くから指導医の養成に取組んできました。

講習会を受講した指導医の数は平成28年4月現在で564名に上り、県内の臨床研修医との比率は3.9:1に迫る状況です。

また、平成19年度から「臨床研修指導医スキルアップセミナー」を開催するなど、指導体制の質的充実を図る取組みを推進しています。


■指導医の状況

岩手県内12の臨床研修病院の指導医数は782名。このうち指導医講習会を受講した医師は564名(受講率71.2%/平成28年4月現在)で、充実した臨床研修指導体制が築かれています。

平成27年度は、齋藤宣彦先生(聖マリアンナ医大名誉教授・前日本医学教育学会会長)をはじめとする著名な方々を講師にお迎えし、ハイレベルな臨床研修指導医講習会や指導医スキルアップセミナーを開催したほか、「独立行政法人国立病院機構 東京医療センター」などへの視察研修を実施するなど、指導医の資質向上を図っています。


研修医数(a)
指導医数(b)
(b)のうち指導医講習会受講数(c)
受講済み指導医:研修医(c):(a)
144名(※1)
728名
564名(平成28年4月現在)
約3.9:1

※平成28年度採用者の合計人数


■県別にみた臨床研修病院指導医講習会受講者数及び率(基幹型のみ)
  指導医数 受講者数 受講率
岩手県 757 539 71.2%
青森県 739 530 71.7%
宮城県 1,333 704 52.8%
秋田県 704 517 73.4%
山形県 626 341 54.5%
福島県 999 722 72.3%
東北計 5,158 3,353 65.0%

(※平成27年4月1日現在、東北厚生局調べ)


▲臨床研修指導医スキルアップセミナー
※研修医の視点も取り入れるため、研修医にも参加いただいております。

臨床研修医合同オリエンテーション(平成19年度からの取組み)

県内の臨床研修病院に採用された初期臨床研修医を対象に、臨床研修を進める上で必要な法令、規則などの知識や、基本的な手技等の習得のほか、臨床研修医間のネットワーク形成を図る機会として実施しています。
 毎年、4月上旬に宿泊形式で行い、平成28年度は67名が参加。福井大学医学部の寺澤秀一先生による講演のほか、シミュレーターを使った患者対応やBad News Tellingの実技研修を受講しました。


▲寺澤 秀一 先生▲実技研修に取り組む研修医たち(H28.4.8〜9)

2年次の臨床研究医を対象としたジデントスキルアップセミナー

県内の初期臨床研修医(2年次)が一堂に会して、自身の基本的診療能力がこれまでの臨床研修によってどれだけ身に付いているかを確認し、その場で指導を受けることで、一般的な診療において頻繁に関わる疾病に適切に対応できる診療能力のレベルアップを目的として実施しています。
 また、研修医が進んで学ぶ場として、平成22年度まで実施した合同OSCE(客観的臨床能力試験)を進化させて開催しています。
 平成27年度は、2年次の臨床研修医63名が参加し、OSCEのほか、ケースカンファレンス大会などの実技に取り組むとともに、県内外の研修医や指導医との交流を図りました。


▲実技研修を行う参加者(H27.9.18~19)

全国随一の公的医療機関のネットワーク

岩手県では、県立病院20病院、附属診療センター6ケ所を設置しているなど、全国随一の公的医療機関のネットワークを構築しています。

こうした環境を生かし、各臨床研修病院では訪問診療を組み込むなど充実した地域医療研修メニューを設定しています。

高度医療施設、最新の医療機器

岩手県には、特定機能病院として岩手医科大学附属病院、同じく岩手医科大学には、全国で7番目に認定された岩手県高度救命救急センターや、岩手医科大学附属循環器医療センターなど、高度医療施設が設置されています。(いずれも盛岡市内)

救急分野では、岩手県高度救命救急センターのほか、県沿岸部の県立大船渡病院及び県立久慈病院に救命救急センターが設置されています。また、各病院には最新鋭の医療機器が導入され、高度な医療を提供する体制が整備されています。


▲高度救命救急センター

▲循環器医療センター

岩手県医師確保対策アクションプラン


県内臨床研修医の動向など(県内勤務等者数及び率)

区分/
受入
年度
(参考)
H15
H16
(臨床研修
必修化)
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
臨床
研修医
(受入)
38名 58名 65名 76名 57名 66名 74名 69名 67名 67名 61名 67名 77名 67名
a 研修修了者 (H18.3)
54名
(H19.3)
65名
(H20.3)
75名
※1
(H21.3)
56名
(H22.3)
66名
(H23.3)
73名
(H24.3)
69名
(H25.3)
68名
※2
(H26.3)
67名
(H27.3)
61名
(H28.3)
33名
- -
b うち
県内勤務等者
44名 56名 62名 44名 55名 57名 59名 58名 51名 43名 5名 - -
b/a 県内
勤務等率
81.5% 86.2% 82.7% 78.6% 83.3% 78.1% 85.5% 85.3% 76.1% 70.5% 83.3% - -

※1.平成20年4月末修了者1名を含む

※2.平成25年2月修了者を含む

女性医師の就業支援の取組み

岩手県では、平成19年から「女性医師就業支援事業」を実施し、育児支援、職場復帰研修の取組みを推進しています。


■育児支援事業

就学前の乳幼児を子育て中であって、県内の医療機関に勤務する女性医師を対象とし、勤務形態に合わせて保育にあたる者(ベビーシッター等)を確保するなどの支援を行います。


■職場復帰支援事業

育児などのために退職し、その後に復帰(再就業)を希望する女性医師で、岩手医科大学での研修を希望する方に対し、離職時の就業状態及び離職期間に応じた研修を行います。


勤務医の勤務環境向上支援の取組み

産科医、新生児担当医確保、救急勤務医支援、中核病院の病診連携、院内保育(夜間、病児等保育)事業等への支援を行います。