令和元年11月2日 情報提供(文、写真) 小原 昭彦






                          栗駒山/須川岳  〜歴史街道の「栗駒古道」と日本一の「千年クロベ」を訪ねて〜



山腹まで紅葉が降りてきた栗駒南麓。

一関からのアクセスが車で約1時間の「世界谷地原生花園」から歩き始め、「湯浜温泉」まで古道の森を探訪しました。

このルートは古代から秋田との往来に使われてきた「栗駒越え仙北道」と呼ばれる歴史ある街道であり、

現在は「栗駒古道」として郷土史家が監修したトレッキングマップも発行されています。

平泉の全盛期には、世界谷地や大地森分岐付近に山岳信仰の修験者や修行僧が多くいたとのことで、

「万坊平(まんぼうだいら)」との呼び名も有ったとのことです。

世界谷地を経て大地森の分岐(三叉路)に着くと、木製のテーブルとベンチがあり休憩できます。

ここには、杉の巨木(御神木?)や一里塚の鳥居跡、大地森御前の石像、旧表掛の登山口跡、

お助け小屋跡があり、行きかう人々の拠点になっていたようです。





青空に映える紅葉
 

世界谷地原生花園第二湿原から      大地森と栗駒(承諾済)
 

苔生す栗駒古道


大地沢の澪筋
 

かわいい紅


根元が保護された日本最大の千年クロベ


「上羽道(うわばみち)」と呼ばれる広く快適な道を進み、「小桧沢(こひのきざわ)」を越えると、

なだらかな森の中にクロベの巨木群が現れます。

以前はあまり知られておらず歩く人も少なかったようですが、天気に恵まれた当日は団体客など、

40〜50人ほどにお目にかかりました。

日本固有種のクロベの巨木は、日本一の「千年クロベ」とも呼ばれており、

近年の立ち入り客増加に伴い根元の保護が必要となったため、先月から立ち入り禁止ロープで

規制されていますので、踏み荒らすことのないようにご配慮をお願いしたいところです。




 



 
小桧沢にはクロベの巨木群が(承諾済)
 

清冽な小桧沢


サクサク落ち葉のブナ原生林(承諾済)
 

湯浜温泉には母沢上滝を通ります






最後に、温泉が噴出している母沢の「上滝」を渡って、駐車場へ到着。

比較的距離が長く、意外とアップダウンもあるので、健脚向けのコースかもしれません。

一関市から須川高原への国道342号は11月5日で冬季閉鎖となり、

国道398号は11月下旬に冬季閉鎖になりますが、夜間通行止めになったり、

積雪があればその時点で閉鎖になるようですのでご注意を。









【参考】岩手県道路情報提供サービスHP(岩手県県土整備部)
須川コース一部立ち入り禁止(岩手県HP






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