平成30年7月8日 情報提供(文、写真) 小原 昭彦


 須川岳/栗駒山     〜H20岩手・宮城内陸地震から早10年・    梅雨の晴れ間の須川コース〜




名残ヶ原(なごりがはら)





梅雨本番、西日本では記録的な豪雨災害が続いており懸命な救助活動などが行われています。

岩手県は比較的蚊帳の外と思われがちですが、10年前の6月14日、わが国最大の重力加速度を記録し、

わが国最大の地すべりと言われる
荒砥沢地すべりが発生した

「H20岩手・宮城内陸地震」
栗駒山麓で発生したことを忘れてはなりません。

地震によって緩んだ不安定土砂対策は進みましたが、その後の東日本大震災もあり、

災害の記憶は薄れようとしています。

免疫がない東北地方の山々に、西日本並みの豪雨が襲った場合、

大規模な土砂災害が発生する恐れもあるということを改めて感じました。





 
キンコウカ 
 
サワラン
 
トキソウ

ウラジロヨウラク(白花)
 
イオウゴケ

サラサドウダン




さて、今日は雨模様の予報だったので、雨仕様の完全防水装備で臨みました。

7月の日曜というのに人影はまばらでしたが、意外にも好天に恵まれて高山植物や壮大な景観を楽しむことができました。

景色が目まぐるしく変わるアトラクションのような須川コースは、梅雨時なので浅い水溜りや泥濘はありますが、

雪渓もなく登山靴で普通に歩けるくらいの快適な登山道です。

この時期、いつもはまとわりつく虫たちも花蜜に夢中なのか、あまりうるさくはありませんでした。

名残ヶ原(なごりがはら)キンコウカや、ハクサンシャクナゲはこれからが本番といったところです。

目立って多かった花は、イワカガミ、イワイチョウ、オノエラン、ウラジロヨウラク、

サラサドウダン、タテヤマリンドウ、ゴゼンタチバナ、ハクサンシャクナゲ
でした。

また、昭和湖地獄谷には硫化水素ガスを監視する設備が設置されていますが、

安全のため刺激臭の強い時などは風下に立ち止まらずに速やかに通過するのが良いと思われます。






オノエラン 
 
ハクサンシャジン
 
ハクサンシャクナゲと ミツバチ

 
虚空蔵山と御室の雪渓
 
秣岳と天馬尾根





なお、岩手県管理の国道342号は、7月27日(金)まで災害復旧工事のため交通規制がありますので、

特に遠方からお越しの方はご注意ください。(秋田県側は通行可)



「ぶなの恵み」〜「須川高原」交通規制情報(災害応急復旧工事のため。)

平日:終日通行止め(路線バスも運休)

土日祝日:6時〜19時に通行可(路線バスも運行)

【参考】岩手県道路規制情報提供サービス
http://www.douro.com/kisei.shtml





 
ハクサンチドリ
 
コバイケイソウ

賽の碩(さいのかわら)のワタスゲ群落 




栗駒山TOPへ戻る