平成30年6月9日・10日 情報提供(文、写真) 小原 昭彦


須川岳/栗駒山 〜栗駒国定公園の高層湿原めぐり〜





栗駒山と世界谷地
 
世界谷地のニッコウキスゲ




栗駒国定公園には、貴重な「高層湿原」が多数残されています。

宮城県側ではニッコウキスゲで有名な「世界谷地原生花園」

岩手県側では旅行代理店の広告にも使用される須川高原の「名残ヶ原」

秋田県側では「イワカガミ湿原」「シラタマノキ湿原」など。

標高の高い山頂や稜線はガスがかかったり強風などで見晴しが悪くなりがちですが、

高層湿原では天気が良くなくても水辺や高山植物などの可憐な花が楽しめます。






 
須川コースに多く見られる ウラジロヨウラク (ツリガネツツジ) 
 

イワハゼ(アカモノ)
 

ツマトリソウ

クロサンショウウオの 卵のう
 

イワイチョウ
 

タテヤマリンドウ、イワイチョウ、 ワタスゲで覆われる名残ヶ原




9日に訪れた宮城県栗原市の「世界谷地原生花園第一湿原」では、ブナの新緑ハルゼミの大合唱に囲まれた後、

ニッコウキスゲワタスゲ、レンゲツツジが咲き誇っているのを地元ガイド付きで見ることができました。

10日に歩いた、一関市の名残ヶ原では、ガスのなか、ワタスゲ、イワイチョウ、タテヤマリンドウ、
イワカガミ
などの可憐な小さな花が、湿原を埋め尽くしていました。

さらに、秋田県側の「シラタマノキ湿原(泥炭地)」では、酸性水に耐えうるウカミカマゴケの堆積断面が観察でき、

栗駒野鳥の森
「イワカガミ湿原」では、その名の通りイワカガミワタスゲが最盛期を迎えようとしていました。






雪渓を踏みしめ 昭和湖方面に向かう 登山者たち 
(承諾済み)
 

昭和湖のイワカガミ
 
須川湖の 硫化水素ガス測定機器
 
地獄谷のイオウゴケ (モンローリップ)
 
「賽の碩」に咲く ミネズオウ
 

サラサドウダン





須川高原は、湧出量の多い酸性の天然温泉が有名な国民保養温泉地ですが、その反面とても湿原が多い水の高原なので、

温泉と合わせて木道の整備された湿原の散策に利用していただけると更に良いのではないでしょうか。

なお、木道以外には、絶対にはみ出さないようご注意願います。





 
ウカミカマゴケ泥炭地 (シラタマノキ湿原)
 
ゴゼンタチバナ

タテヤマリンドウ

原始的なイワカガミ湿原 





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