令和元年年10月1日 情報提供(文、写真)岡野 治



紅葉は山頂から山麓へ

 

 



河原坊~小田越間から   紅葉と早池峰山を仰視
 

小田越1合目付近から薬師岳


 
小田越1合目付近の紅葉



僅かに残っていたナンブトウウチソウの             花と紅葉(1~2合目間)



 



好天が期待できた1日に、河原坊から小田越経由で山頂往復しました。

今年は秋分過ぎても気温高いため、色づきはいまいちですが、河原坊(標高1,000m)付近で、紅葉が始まり、

小田越(〃1,250m)から1合目(〃1,400m)間が見頃となっていました。


 

 

茶色になっていた草紅葉(5合目付近)
 

山頂付近の紅葉は終盤
 

チングルマの紅葉
 

ヒメコザクラの黄葉






2合目から上部の岩場の草紅葉はほぼ終って、茶色の草原になっていましたが、

ナンブトラノオとナンブトウウチソウのピンク色の花が僅かに残っていて、彩りを醸していました。

5合目~6合目のイワウメは、緑色から紅色への変化が混ざっており、

ウラシマツツジの深紅の紅葉も見られました。

山頂付近の灌木帯は終盤ですが、ミネカエデやミネザクラの紅葉がまだ残っており、

足元では、チングルマやミヤマヤマブキショウマの紅葉、ヒメコザクラの黄葉も楽しめました。

また、山頂では黄花のタカネコウゾリナがまだ咲いていました。

 上空は、雲一つ無い青空でしたが、遠くの山は霞んでおり、鳥海山や岩手山もかすかに見える程度でした。

昼の山頂温度は8で、この時期としては高めで、風も弱く、暖かかったです。






 

山頂でまだ咲いていたタカネコウゾリナ
 

山頂直下のシカの食害と踏害
 

ミヤマアケボノソウ盗採跡(胎内くぐり入口部)
 

(参考写真)盗採されたミヤマアケボノソウ




 残念な報告がいくつかあります。

その1

剣が峰コースに入った場所に、人の排泄物がありました。
早池峰山では携帯トイレ使用をお願いしていますので、
自分のゴミで貴重な山の自然を汚さないよう理解、
協力願います。(排泄物は片付けました。)

その2
山頂携帯トイレブース内に、使用済みの携帯トイレや、空袋などのゴミが
残置されていることが時々あります。
今回は未使用の飲料水500ccボトルがトイレブース内に置かれていました。
善意かもしれませんが、結局はゴミになります。
誰かを頼るのではなく、自分の責任で持ち帰りをお願いしま
す。


その3
山頂直下北側の高茎草原(コバイケイソウやミヤマセンキュウ等)でのシカの食害、踏害が、
今年も発生していました。
中腹では防鹿柵の設置も行なわれていますが、広い山域で高山植物帯への
侵入を防止するのは容易ではなさそうです。


その4
山頂直下の胎内くぐり入口部で、ミヤマアケボノソウが盗採されてしまいました。

ミヤマアケボノソウは、早池峰稀少種の1つで、それを見るために早池峰山に来る登山者もいます。
特に、胎内くぐり入口にあった群生は見事な花を付けるので、毎年楽しみにしていた場所です。

(盗採はお盆休み後の8月19日~25日の間に発生。)

 

貴重な自然が失われないよう、ルールを守って登山しましょう

 





早池峰山TOPへ戻る