平成29年9月22日 情報提供(文、写真) 岡野 治


小田越コースの草紅葉


好天に恵まれた22日に、早池峰小田越コースの草紅葉を見てきました。

 小田越登山口から仰ぎ見ると、赤黄の色づきが綺麗に見えたのですが、山に登って見ると、色づきは、

例年に比べて少し物足りなく感じました。9月になっても気温があまり下がっていないためでしょうか。

 1合目から上部の岩場では、ナナカマドやミネザクラ等灌木の紅葉、チングルマやシロバナトウウチソウ等の

草紅葉が始まっており、特に5合目付近から上部のチシマフウロ、ホソバイワベンケイの赤色が鮮やかでした。

 
2〜3合目間
 
4合目お鉢めぐり岩付近の草紅葉



一方、ナンブトウウチソウやナンブトラノオの花がまだ咲いており、ナガバキタアザミの花も僅かながら見られましたが、

いずれの花も終盤の様相でした。

 早池峰山では、シカの食害が懸念されており、山麓では年々食痕が増加しています。

これまでは、高山植物帯での食痕は僅かでしたが、今夏以降、山頂直下北側の高茎草原

(ミヤマセンキュウ等のセリ科植物とタカネアオヤギソウなど)の食害とシカの踏みつけによる倒害が

目立つようになってしまいました。山麓での個体数の増加とともに、高山植物帯への侵入の危険が

ますます高まっているようです。



 
ホソバイワベンケイの紅葉
 
ミネカエデの紅葉(山頂東側)

山頂から東側(左奥に宮古湾)  
 
山頂から南側 (小田越コースと薬師岳)



午前中は、雲一つない快晴で、岩手山、栗駒山に加えて、鳥海山も綺麗に臨め、宮古湾もはっきりと視認できましたが、

午後になると雲に被われてきました。

平日だったので、登山者は少なかったですが、山頂でご来光を見るため、朝3時から登ったという

登山者もいました。綺麗なご来光が見られたそうです。



 
草紅葉の中でまだ咲いている ナンブトラノオ
 
山頂直下北斜面のシカの食痕と倒害



山頂の正午の気温は8℃で、日差しが暖かかったものの、冷気を感じました。

気温が一気に下がると、綺麗な紅葉になるとのことなので、これから気温が下がって、

鮮やかな紅葉になることに期待です。



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