平成30年1月28日 情報提供(文、写真) 岡野 治/写真撮影 阿部 ひろ顕


秋田八幡平スキー場から八幡平

アスピーテラインが積雪通行止めになるので、樹氷が見られる冬期の八幡平へは、

秋田側の秋田八幡平スキー場から登るコースが最短ルートになりますが、

このルートは地形の変化が少なく、視界不良時は迷いやすいルートです。

地元の鹿角山岳会では、3月に開催する樹氷ツアーの準備も兼ねて、

コースに竹竿等で目印を設置していますが、その第1回作業を手伝って八幡平に行ってきました。

 

 
藤助森から山頂間の樹氷原 (右奥に岩手山)
 
藤助森から岩手山アップ






 メンバーは、鹿角山岳会3名のほかに、盛岡から樹氷散策の下見に来た岩手山地区パークボランティアの

阿部さんほか1名の方
も手伝ってくれたので、総勢6名で行いました。

天気は、雲に被われていたものの、視界は概ね良く、風も弱かったので、作業は順調に行えました。

スタート地点のスキー場からアスピーテラインの蒸ノ湯駐車場間は、雪が深く膝まで潜る雪でラッセルの苦労が懸念されましたが、

その先は雪が少し締まっており、ラッセル量は20〜30cmで、心配したほどではありませんでした。

(体力ある鹿角山岳会の方がほとんど先頭でラッセル。)

 アスピーテラインにある蒸ノ湯の案内標識板は路面から6mの高さがありますが、
今回は雪面上の高さは1.5mぐらいで、積雪は例年より多めでした。






 
スキー場から八幡平に向かう
 
アスピーテライン上の案内標識 (積雪は多い)
 
竹竿設置 (標高1,350m付近)
 
竹竿設置 (標高1,510m付近)





標高1,300mから1,400m付近のダケカンバ等の霧氷林は、いつもどおり綺麗でしたが、曇天で日射しがないため、輝きがありませんでした。

肝心の樹氷は、標高1,500mの田代沼付近では枝葉がまだ多く出ており、山頂部西端にある藤助森(標高1,604m)まで登ると、

綺麗な樹氷が見られましたが、樹氷は痩せており、樹幹も一部現れていました。出来映えは最盛期の80%程度でしょうか。

先週の寒波で、樹氷は立派になっているのではないかと期待していましたが、

積雪量や低温は十分だったものの、風や水分の条件が不足していたようです。

時間がなく、藤助森で引き返しましたが、時折雲がはれて、山頂までの樹氷原に加えて、岩手山までも臨めました。





 
樹氷林の登り (藤助森西側直下)
 
藤助森 (標高1,604m)





今回は、アスピーテラインのコース入口から藤助森まで、竹竿50本と立木約100本にピンクテープを付け、

概ね40mぐらいの間隔で目印が付いています。


鹿角山岳会では、藤助森から山頂経由で陵雲荘まで竹竿の設置を来週以降に行う予定とのことですが、

視界不良時は10m先も見えなくなるので、冬期は無理しないこととGPSの携行が必要です。

 なお、アスピーテラインから蒸ノ湯までの車道の一部がコースになっていますが、蒸ノ湯の屋根除雪の重機走行により、

2〜3mの雪の壁ができており、スキーを外してステップを作っての登り降りが必要でした。

これから、降雪が多くあれば、スキーでの登り降りが可能になると思います。




 
樹氷林の下り (田代沼東側)
 
蒸の湯道路の雪壁








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