●日 時/平成21年1月23日(金)
         10:00am〜11:30am
●場 所/岩手県立産業技術短期大学校

希望王国岩手キャンパストークを開催しました

岩手県立産業技術短期大学校で、達増知事が、『技術と私』をテーマに約200名の学生の皆さんなどに講義をするほか、岩手の未来について意見交換しました。
<知事による講義>
       テーマ「技術と私」


@小・中・高校生時代、A大学生時代、B外務省勤務時代、C
衆議院議員時代、D岩手県と技術の5つに時代を区切り、科学
やものづくり技術などとの関わりについて、知事ご自身の思い出
や経験を交えながら講義しました。

小学校の卒業文集に将来の夢は、『科学者になって宇宙ロケットを乗り回したい』と書いたこと。中学生時代は、アニメ『キャプテンフューチャー』に興味を持ち、映画『スターウォーズ』に夢中になったこと。小学校、中学校時代を通じて科学技術への興味を持ち続け、高校生になり、さらに哲学や政治学、経済学にも関心が芽生えたことなど、多感な青春時代を過ごした日々が紹介されました。

また、大学時代には、科学技術と国際政治学には、関連性があると感じ、外務省入省後、尊敬する新渡戸稲造も学んだジョンズホプキンス大学へ留学して、ロバート・バール教授のもとで『科学技術と外交』という講座の立ち上げメンバーに選ばれ活動したとのことです。
ジョンズホプキンス大学は、ワシントンD.C.の北西へおよそ60キロ離れたボルチモアにありますが、国際関係研究部門のキャンパスはワシントンD.C.にあることから、知事は留学時代をワシントンD.C.で過ごしたとのことです。

留学時代には、時間を見つけて、ワシントンにある様々な博物館(スミソニアン博物館をはじめアメリカ歴史博物館、航空宇宙博物館、自然史博物館などいろいろな博物館があります。)に足を運んだとのことでした。

各博物館を鑑賞して実感したことは、例えば自動車関係の博物館では、自動車組み立ての流れ作業を楽しく簡単に体験できるようなコーナーがあるなど、アメリカはとても”技術”を大切にし、子ども達にもこのような技術を体験させるいろいろな工夫をしている国と感じたということでした。

この経験を活かし、帰国後は、外務省国連局科学課や総合政策局国際科学協力室に籍を置き、アメリカや東南アジア地域の科学技術分野を担当したとのことです。また、日本とアメリカの科学技術の連携協力を担当し、関係省庁とのパイプ役として活動したとのことです。

聴講した学生の皆さんも自分と技術との関わりについて、改めて見つめてみる機会になったようでした。
●高齢者が暮らしやすい街、地域づくりについてどうお考えですか?

 高齢者が地域で一人暮らしすることについては、家庭的なことなど、いろいろな事情によるものと思われる。このためケースごとに対応していく必要があると考えるが、例えば、親元から子どもが仕事に行くことができるよう雇用の場を創出するような取り組み、介護ケアできる人材を確保し、さらに地域的なまとまりをもった場所へ移り住んでいただくなどの取り組みなどもある。


●県産材の良さをアピールするのに何か取り組みをしていますか?

 登録した業者が岩手で育った木であることを証明する『岩手県産材証明制度』や県産材を住宅建築に利用するための勉強会の開催や各地域にある伝統的な木造住宅の紹介、県産材利用のイベントなど、県産材の利用促進にいろいろ取り組んでいる。

<将来の岩手、私のメッセージ(学生と知事との意見交換)

●岩手から全国に自信を持って売り込めるものは何だと思いますか?

 
ナンバーワンでなくとも、総合力で売り込むこともできる。岩手には、全国1位のものとして、リンドウやワカメ、生うるし等があるが、例えば、都道府県を単位に物産展を開催する時、魅力ある農林水産物や加工食品、菓子、工芸品など、総合的な力でPRすることができる数少ない県の一つでもあると評価いただいている。このような総合力を高めていけば、岩手の可能性はもっともっと広がると考える。
●県北出身なので県北中心に就職活動をしたが、就職できるような企業がなかった。この現状をどう考えますか?

 
県北は可能性のある地域だと考えている。もっともっと経営者を増やしていく、人を雇用するような経営をする人を増やすなど経営力を強化していくことが地域の活性化につながっていくと考えている。


●内定の取り消しや派遣切りなど雇用環境が悪化しています。希望が持てる就職のために、岩手ではどのような対策をとっていますか?

 
急激な雇用環境の悪化を踏まえ、県では雇用対策のための専門的な組織や横断的に連携する仕組みをつくり雇用の維持や創出のための対策を進めています。例えば、雇用の維持について企業の皆さんへお願いしたり、経営が安定するよう資金を融通するほか、臨時職員として県で仕事をしていただくなどの対策を講じている。

text N.Kanno

学生の皆さんからお寄せ頂いた
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